自己破産以外にも債務整理方法はある

パチンコで借金

 

自己破産はとても有名な言葉ではありますが、実際にそこまでされた人ってあまりいないのではないでしょうか。
私も、私が自己破産をすることになるなんて思いもしませんでした。

 

私が自己破産をしたきっかけは、パチンコです。
ギャンブルで多重債務よくある話ですよね。
でも、実際にこれは自分の話になると、かなりキツイものがあります。

 

最初の借金は「なに、すぐに返せるさ」と楽観的なものです。
これまでやってきたことがムダになるはずがないと、妙に自信がありました。

 

次に借金をすることになると、「これはヤバイかもしれないな」と思い始めます。
最初の借金は家族に話すことができましたが、2回目以降の借金は告白することができませんでした。

 

何度も何度も借金を重ね、普通の感覚では「もうこれは返済できない」という金額にまで膨らむと、逆に「意地でも返さねば」と思ってしまうんです。
不思議なものですね。

 

最終的に、私はどこからもお金が借りられなくなりました。
返済も滞り、督促状が家に届くようになり、妻に借金がバレました。
妻は借金の額を見た時点で、「自己破産しよう」と私に言ってきました。

 

私は最初拒みました。
家も、車も、家族も手放さなくてはなりません。
保険や金融資産などもすべて解約になります。
それ以上に、今まで築き上げてきたものを全て奪われるという気持ちが強くて、それだけは嫌だと言ったんです。

 

けれど、妻は私にこう言いました。
「2人でゼロからやり直そう」
とてもありきたりな言葉ですが、私はこの言葉で自己破産することを決めました。

 

自己破産で1番辛かったことは連帯保証人への返済請求

友人に迷惑をかけた

 

自己破産の手続きは、思っていた以上にスムーズに進んでいきました。
とは言っても、妻が動いてくれて、茫然自失だった私は妻について回っていただけ、という感じですが。

 

あれよあれよと色んなことが決まっていき、私はあっという間に無一文になりました。
自己破産の手続きを進める中で、一番辛かったのは、私のことを信用して連帯保証人になってくれた人に対して、債務者がその取立てに行くことでした。

 

自己破産といえば、借金がチャラになる・・・ということしか考えていなかったのですが、そうではありません。
借金に連帯保証人がついている場合、連帯保証人に返済が要求されます。

 

もし、連帯保証人に返済能力がない場合は、連帯保証人も自己破産をしなければいけません。
自営業を始める前に、私の夢を応援してくれて、保証人になってくれた友人がいました。

 

「お前なら、絶対に裏切るはずなんてない」
そう言ってくれたとてもいい友人でした。

 

けれど、彼にその借金のツケをかぶらせることになりました。まさに、恩を仇で返す形になったのです。
彼は貯金を全部使い果たしてそのお金を返済してくれました。
本来であれば、友人は弁済した債務を私に求償する権利を持っています。
それでも、友人は求償権を行使しませんでした。
ただ、それ以来友人とは2度と連絡を取っていません。失ったものはお金以上のものかもしれませんね。

 

 

家も保険も失って、無一文でアルバイト生活へ

貧乏生活に転落

一軒家を手放し、狭いアパートに移り住みました。
子どもはもう大きくなっていたこともあって、同居をやめることになりました。

 

子どもが巣立っていくことは本来であれば喜ぶべきことなのかもしれません。
けれど、自分の借金が原因で、となると、心からそれを喜ぶことはできませんでした。

 

夫婦2人で六畳一間のアパート住まいです。
狭いし、外から聞こえてくる騒音はうるさいし、本当にストレスがたまる毎日でした。

 

それでも働かなくてはいけません。
自己破産をしてしまっては、クレジットカードも使えない、借金もできません。
生活費をとにかく自分で稼がなければいけないのです。
妻も私もアルバイトを始めて、何とか生活費を工面していました。

 

最初はどこかの社員を目指そうかとも考えましたが、自己破産したことを追求されたりするのが怖くて、気軽なアルバイト暮らしをしようと思ったんです。
けれど、とにかくお金がない。

 

貯金はもちろんのこと、生命保険や入院保険も没収されてしまいました。
もう私に何かあっても、国民保険の保障しかありません。

 

そう思うと、大病をしたり、ケガをしてしまって入院をしてしまったりということが極端に恐ろしくなりました。
毎日毎日不安に襲われる中、私は妻に優しくできていなかったと思います。

 

もし任意整理を選択していたらこんなに苦しまずに済んだ?

任意整理していたなら

 

そうしてアルバイトを続けていく中で、友人ができました。
同じぐらいの年齢で、気さくで話しやすい人でした。

 

私はその人に、自己破産のことを打ち明けました。
そして、自己破産をした後、とても辛い日々を送っているということも、たくさん話しました。
するとその人はこう言いました。

 

「何も自己破産にしなくても、任意整理とか、個人再生とかで良かったんじゃないの?それなら、財産も没収されずに済んだのに」
私は驚きました。
もう自己破産しかないと思い込んでいたので、弁護士にも「自己破産をお願いします」という形でお願いしました。
弁護士も他の手段を薦めてくれませんでした。
(私はパニック状態だったので、もしかすると薦めてくれたけど覚えていないだけかもしれませんが)

 

私はショックでした。
何もかも失い、これからクレジットカードも作れず、ローンを組むこともできない身になり、本当に辛いです。
ひょっとしたら、自己破産以外の債務整理方法を模索できたかもしれない。そう思うと今でも悔やまれてなりません。

 

妻にはこのことは言えずにいます。
そもそも、妻が「自己破産しよう」なんて言わなければ、もっと違う道が見つけられていたんじゃないだろうか。
そんなことを考えてしまって、妻が憎たらしく思う時もあります。
私は支えていてくれた妻にまでこんな感情を抱くようになってしまいました。

 

 

借金の整理は、よくも悪くも人生を振り出しに戻してくれます。
ただ、その結果が必ずしもよい結果とは限っていません。このサイトを見てくれているみなさんも失敗しないように、自分にあった債務整理の方法を見つけてください。

 

自己破産したらどうなるか心配な方へ

自己破産したらどうなるか?心配で債務整理に踏み出すことができないという人もいるでしょう。
保険、クレカ、借金、車、色々不自由なことはたくさんあります。
免責されて、得るものもありますが、失うことも多いと思います。
先程も触れましたが、債務整理の方法はひとつではありません。

 

また、借金を一本化して、おまとめローンで金利を見直すという方法もあります。
返済不能状態イコール、自己破産と決めつけないでください。
特に自分が自己破産したらどうなるか、将来に不安を覚える人は、まず法律家に相談して様々な選択肢を模索するべきです。

 

相談できる人は多ければ多いほうがいいです。自分でデメリットを顧みず自己破産しかないとは決めつけないようにしてください。